平成28年4月14日に発生した熊本地震により被災されました皆様にこころからお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。当社グループとしても可能な限り復旧・復興に貢献できるよう努力していく所存です。
平成23年3月11日の東日本大震災の発生から約5年が経過し、復旧・復興工事が急ピッチで進められていますが、未だ多くの地点で震災の傷跡が刻まれています。
当社グループでは、現在も震災復興への取り組みを通じて地域の安全・安心に貢献しており、その取り組みの一例をご紹介します。
本工事は、東日本大震災による津波の影響により被災した宮城県石巻市の北東部を流れる北上川河口部の海岸護岸復旧工事です。本工事では、津波から周辺住民の生命・財産等を守るため、堤防高さ約6.4m、延長260mの巨大な盛土を築きました。構造においては「粘り強い構造」とするため、法肩と天端被覆の一体化や、法面にはかみ合わせ型のコンクリートブロックを用いるなど、万が一津波が越流した場合にも、本体構造の不安定化を防止し減災効果のある工夫を施した構造としました。
施工においては台風や爆弾低気圧等の影響を受けましたが、無事完了し発注者からも高い評価をうけました。