源太橋(橋長358m)は鳥取市の千代川に架かる鉄筋コンクリート橋で、昭和26年に建設されました。 この橋は道路幅が5.5mと狭く通勤渋滞の原因になっていたため、管理者である鳥取県が6.5mに拡幅する工事を発注し、 当社を主体とする3社JVが施工しました。

 

拡幅に伴う上部工の重量増加を抑え橋台・橋脚への負担を軽減するために、桁の一部を軽量な鋼床版桁に取替え、 床版と主桁の補強には炭素繊維シート接着工法や外ケーブル工法を採用して重量の増加を抑えました。 この事業では、老朽化と道路幅不足に伴い、架け替えせざるをえない状況だった橋りょうの更新を改修で乗り切り総工費を大幅に削減しました。 発注当初から注目された本工事は、メジャーな業界紙『日経コンストラクション』(2014.3.24号)にも取り上げられ、 その表紙を飾りました。