大島架橋事業は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の大津波によって気仙沼大島が数週間孤立したことから、その必要性・重要性が再認識され事業が本格化しました。本事業のシンボルとなる気仙沼大島大橋は、JFE・橋本店・東日本コンクリート特定企業体にて橋梁上下部工事を受注し、当社は下部工を担当しました。本橋は橋長356m、支間長297m、幅員9.5mの鋼中路式アーチ橋で、国内では2番目に長い支間長となっています。平成27年2月に下部工から施工を開始し、平成29年11月に完成しました。上部工の架設はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられています。大島架橋は大島住民の命の懸け橋としての機能とともに、震災復興の象徴としての役割も担っており、愛称を「鶴亀大橋」として平成31年春の全線開通が待たれています。