香椎高架橋は、福岡市における博多バイパスの一環として、福岡市東区香椎地区にかかる橋梁です。博多バイパスは、昭和43年度から事業を開始し、福岡市東区下原から二又瀬までを結ぶ延長7.7kmで構成され、既に一部の区間が供用されています。この博多バイパスが完成することで、現在の国道3号線や周辺道路の交通渋滞が緩和され、通勤・通学・買い物等の日常的な移動も円滑化し、暮らしの快適性向上が期待されています。本橋梁の構造形式は、ポストテンション方式PC3径間連結中空床版で、橋長96mの内A1-P2区間58mを施工しました。住宅密集地における工事となりましたが、上下線の同時施工による工程短縮の実施や、地域住民とのコミュニケーションを円滑に行うため、地域行事への参加、現場ホームページの開設などを実施し、発注者からは、高い評価をいただきました。