左坂橋は、東日本大震災の復興道路に位置づけられている宮城県仙台市から岩手県宮古市までをつなぐ三陸自動車道の4車線化に伴う工事で、 宮城県松島町に位置します。

 

本工事は、昼夜交通量の多い主要国道45号線を夜間通行止めにして、ポステンホローセグメント桁10本を架設するため、 その交通規制は大がかりで、総延長約3kmの迂回路を設定し、交通誘導員を約30名配置する計画となりました。 現地は震災復興需要により誘導員不足が深刻な状況でしたが、施工開始の5ヶ月前から手配を始め人員を確保しました。 また、主桁組立・架設方法の検討を重ね、550tクレーンにて準備しておいた主桁10本を夜間1日で架設することができました。

 

関連工事の影響で約1ヶ月遅れて開始した上部工事でしたが、無事故で短期間に美観良く完了したことで、 安全面・工程面・品質面で発注者から高い評価をいただきました。