本橋りょうは、広島市中心部の渋滞緩和や臨海部への物流の効率化等を目的として整備される広島南道路において、 太田川放水路河口部に架設された太田川大橋に添架される橋長363mの歩道橋です。 橋りょうの特徴として、本線橋側方から桁下をくぐって一般道につながる特殊な歩道形状や、 歩道からの眺望に配慮した橋りょうデザイン、それを可能にした特殊構造、 工程短縮のためのプレキャストセグメント化(キョクトウ高宮にて製作)等が挙げられます。 また、工期は4ヶ月と極めて短く、前例のない橋りょう形式を厳しい工程条件の中で施工することとなりました。 クレーン付台船や特殊吊支保工を使用した架設方法を熟考して計画するとともに、 業者間の複雑な工程調整等により数多くの課題を克服し、当社の技術力をアピールできた格好の現場となりました。