東京都発注の朝潮運河橋りょうは、東京都心部と臨海部を結ぶ環状第2号線の勝どき地区と晴海地区の間を流れる朝潮運河上に架かる橋りょうです。 本路線は2020年に開催される東京五輪において、選手村と各競技場を結ぶ主要な輸送ルートとなります。

 

本橋は3径間連結バルブT桁橋で、本線橋とその両脇の側道橋の三つの橋で構成されています。 発注時は本線橋と側道橋を一橋ずつそれぞれ完成させていく計画でしたが、別工事との工程調整を勘案し、 横移動機能付き2組桁架設機という大型機械を用いることで、三つの橋を同時に架設していく方法をとりました。 その結果、工事中止期間が2ヶ月ありましたが、工期を延長せずに完成することができました。 また、テレビや新聞雑誌などマスコミからの取材にも積極的に協力し、発注者からも高い評価をいただきました。