山陰と山陽をつなぐ中国横断自動車道尾道松江線は、平成25年度に約50kmが開通。 松江市と広島市の所要時間が約50分短縮し、利便性が大幅に向上しました。 西城川橋は、この開通路線に架橋された橋長約300mのPC4径間連続ラーメン箱桁橋です。

 

本橋は広島県庄原市に架橋されたことから、冬期の積雪や凍結に伴う厳しい気象条件下での施工となりました。 工期厳守を目的として、橋桁と橋脚の結合個所である脚頭部・柱頭部は冬期施工、 橋脚間の張出施工部は春から秋にかけて、3箇所同時に施工しました。

 

橋脚2箇所は市道上での施工となるため第三者災害の防止に細心の注意を払い、 残る橋脚は河川上であったため水質汚濁防止に留意しました。沿線住民からの早期開通の期待や、 発注者からの工期短縮要請を担い、この大型工事を無事故・無災害で完成しました。