高速道路は、国や地域の道路もの中核を担い、我が国の産業の発展にとって欠くことのできない社会インフラとして機能しています。
昭和38年(1963年)に名神高速道路の一部が開通して以来、その総延長は9,000kmを超える規模を有しています。


しかしながら、国内には多くの未整備の高速道路区間(ミッシングリンク)が残されており、速達性や定時性の確保に影響しています。現在、日本の都市間連絡速度は59km/hと、ドイツ(90km/h)、フランス(88km/h)、イギリス(72km/h)と比較すると国際競争力確保の観点からも、このミッシングリンクの解消が望まれています。当社では高速道路の橋りょう建設事業として、新名神高速道路 楊梅山高架橋、及び八幡ランプ橋などの工事を鋭意施工しており、政府の掲げる高k度強靭化に向けた国土軸の掲載に寄与しています。

 

一方、高速道路の改行以来、長期間にわたり利用されてきた構造物が経年や交通量の増大、塩害など様々な要因により深刻なダメージを被っています。高速道路会社各社は、近年大規模修繕・更新事業を相次いで開始しました。なかでも、鋼製の橋桁の上部に設置されている鉄筋コンクリート製の床板(RC床板)をプレストレスコンクリート製床板(PC床版)に置き換える事業は、今後発注が本格化する見込みで、15年間で4.65兆円規模の市場となります。当社は中国自動車道 容谷橋、同 山田橋のPC床版取替工事を現在施工しており、当社グループが要する5工場の再三設備を増強し、今後も積極的に同事業に取り組みことで、高速道路を安全で快適にご利用いただけるよう、努力を重ねる所存です。

楊梅山高架橋:大阪府(NEXCO西日本 大阪高槻市)

参考:現在施工中の物件です。

工期 平成24年12月~平成29年4月
概要 PRC12径間連続箱桁橋 L=1,097
W=10.8~24
PRC11径間連続箱桁橋 L=1,107
W=10.8~24
PRC2径間連続箱桁橋 L=224.6
W=8.5
PRC2径間連続箱桁橋 L=266
W=8.5