平成23年3月11日の東日本大震災の発生から約6年半が経過しました。当社グループでは、一刻も早い復旧・復興を願い関連事業に取り組んでまいりましたが、今後も継続して努力する所存です。

 なお、復旧・復興事業だけでなく、今後の震災時における被害低減対策においても地域の安全・安心に貢献しており、その取り組み例をご紹介します。

津波漂流物対策施設設置工事(宮城県仙台市)

東日本コンクリート

津波漂流物対策施設

津波の押し波・引き波による車両・コンテナや木材等の漂流物から、人命や財産が失われることを防止するための施設です。東日本コンクリート(株)では、平成28年以降3工区を受注し施工を行っています。

都市防災総合推進事業 津波避難タワーLブロック設置工事(静岡県牧之原市)

極東興和(株)

津波避難タワー(高耐力マイクロパイル)

静岡県牧之原市は、東日本大震災の津波被害を教訓に、将来発生が想定されている南海トラフ巨大地震による津波に備えた防災まちづくりに取り組んでおり、その一環として建設された津波避難タワーの基礎部分に当社独自技術である高耐力マイクロパイルが活用されています。

この施設が役に立つことがないことを願っていますが、万一の場合には地域住民の命を救う施設となるでしょう。

定川河川災害復旧工事(宮城県東松島市)

東日本コンクリート(株)

定川河川災害復旧工事

東日本大震災により、宮城県東松島市の淀川も河口から約6.2kmの区間が津波による越水や堤防破壊、地震動による堤防沈下という被害を受けました。

平成27年2月より延長約3.9kmの工区について被災した堤防を復旧し、堤防高を震災前より約1.2m嵩上げする工事を行っています。