北陸新幹線は、平成9年に東京-長野間が部分開業し、平成27年春に長野-金沢間が開業する予定です。本工事では、 この長野-金沢間231kmのうち富山県の工区に敷設される軌道スラブ15,086枚の製作・運搬を行いました。(延べ37km分×上下線)

 

長年の経験と実績から、現地条件を考慮し、最適な場所に軌道スラブ製造工場を新設し、1月約500枚の生産体制を整えました。また、製 品の運搬が広範囲に及ぶことから、仮置き場を中間点に設け自社製の門型クレーンを配備し、1日70枚以上の出荷に対応しました。 その結果、契約工期3年10ヶ月を2.5ヶ月短縮しています。

 

工事期間中には、東日本大震災により仮置きした製品が被災するなど、諸問題もありましたが、 発注者への迅速な報告と協議並びに誠意ある対応に努めた結果、平成26年1月無事竣工を迎えました。